殺菌剤または消毒液と除菌剤の違いについて説明したいと思います。
まず医薬品(医薬部外品含む)であるか雑貨類であるかで使える言葉に制限があります。
医薬品(医薬部外品含む)の場合は、殺菌、消毒という言葉は使用できます。
雑貨類は殺菌、消毒という言葉が薬事法によって使用できません。ですからメーカーは実際には菌やウイルスを不活性化(殺菌、滅菌、除菌、抗菌)してるのに「除菌」という表現しかできないのが現状です。
「除菌」と謡っているから「消毒されていない、殺菌していない」は大きな間違いです。しっかりメーカー側で第三者機関でテストし公表ている会社もあるのは事実です。
そもそも医薬品(医薬部外品含む)は人体に影響があるものがほとんどです。ですからしっかりと厚生省でテストをし、法律によって使用方法、副作用を確認し、表示や注意事項をしっかり記載または使用ルールーに沿って使いなさいということです。
例えば人体に影響のない我々が飲んでいる「水道水」が医薬品に登録されているかと考えてみればわかります。答えは医薬品ではない。少なからず次亜塩素酸ナトリウムで消毒や殺菌をしている水道水ですが基準値内はいっていればOKとしているくらいです。
「医薬品だから取り扱いに注意しよう」がそもそもの認識であるべきです。